VZEditor/VZ-PC98/30BIOS/MKMODULE.DOC
Yoshihiko Hyodo 6f06b9514a first commit
2024-11-18 22:21:26 +09:00

91 lines
4.9 KiB
Plaintext
Raw Permalink Blame History

This file contains ambiguous Unicode characters

This file contains Unicode characters that might be confused with other characters. If you think that this is intentional, you can safely ignore this warning. Use the Escape button to reveal them.

30行BIOS's tools (MKMODULE.COM)
--- Copyright(C) lucifer 1993 ---
Document for Version 1.10
written by lucifer
+----------------------------------------------------------------+
|(注!) 本プログラムは使用を誤るとディスプレイに物理的なダメージを|
|与えるある意味で危険なものです。使用するにあたって、本ドキュメン|
|トおよび30BIOS.DOCをよく熟読してください。 |
+----------------------------------------------------------------+
これは30行BIOS用のCRTモジュールを作成するためのプログラムです。
デフォルトの状態だと画面の同期が取れない場合や、少しでもチラつき
を押さえたいときなどには、GDCに与えるパラメータを適切に変更する
必要があります。従来の30行計画プログラムではこのパラメータは一定
であり、ユーザーが任意に「自分のディスプレイにあった最適値」を設
定することができませんでした。
そこで、「CRTモジュール」という外部プログラムを30行BIOS内部に取
り込むことにより、ユーザーが自由にGDCパラメータを変更できるよう
にしました。
使い方は簡単で、起動すれば対話型のプログラムになります。画面上に
キー配置と機能が表示されますので、それを見ながら最適値を探してく
ださい。
「ここでいいや」と思ったところで[f・10]を押すと、カレントディレク
トリにMODULE00.COMというファイルを作成します。もし、カレントディ
レクトリに同名のファイルがあった場合は、
MODULE02.COM,MODULE03.COM,MODULE04.COM,…,と数が増えていきます。
CRTモジュールをいくつか作っておいて、後で組み込み/取り外しを繰り
返して最適な30行環境を作ってください。
有効なキーは以下のとおりです。
カーソル上下左右 画面位置移動 | VS (f・3) 垂直同期の幅
SHIFT + 上下左右 画面サイズ変更 | HS (f・4) 水平同期の幅
CTRL + 上下左右 VS / HS変更 | HFP(f・5) CRT右側の非表示区間
ROLL UP / DOWN 行数 INC / DEC | HBP(f・6) CRT左側の非表示区間
f・1 GDCクロック変更 | VFP(f・7) CRT下側の非表示区間
f・2 VGA / Special | VBP(f・8) CRT上側の非表示区間
f・10 moduleの作成
上記の[f・3][f・8]のキーは押す毎にパラメータが増加していきます。
[SHIFT]キーを押しがら該当キーを押すと、パラメータが減少していきます。
ROLL UPキーを使って、むやみに行数を増やしていくと、ディスプレイ
に物理的なダメージ(ブレーカーを落とす、壊す)を与えます。使用には
十分注意してください。
VS、HSなどの意味を知っていなくてもなんとかなります。上のキーをい
ろいろ押しながら、なんとか納得できる画面を探し出して、[f・10]を押
せばいいのです。
オプションは以下のとおりです。
MKMODULE [/B] [/I] [/G] [/3] [/Mfilename] [/Z]
B:   タイムスタンパという機能が内蔵されているマシンで
はVsync/Hsyncの周波数を大雑把ですが測定/表示しま
す。そのため、この機能が搭載されていないマシンで
は測定/表示することができません。
そこで、BEEP用のタイマを使用して同様の測定/表示を
行うようにするためのオプションです。
I: HS,HFP,HBPのパラメタの上限チェックをしません。通
常、MKMODULEが危険な値と判断した場合、パラメータ
を変更する度にメッセージが表示され、ユーザーのキ
ー入力を促します。マルチシンクモニタなどを使う場
合は、このオプションを指定することで、メッセージ
とキー入力を抑制することができます。
G: デフォルトでは、終了時に元のGDCクロックに戻しま
すが、このオプションを指定すると、MKMODULEで設定
したGDCクロックが有効になります。
3: 常駐している 30bios.com 内のGDCの設定値をデフォル
トとの設定値とします。
30行BIOS Ver 1.10 以降使用時のみ有効です。
/Mオプションと同時に使用することはできません。
M: 既存のCRTモジュールを読み込みます。ただしMKMODULE
は最大5つのゾーンに割り振って管理しているため、
自分で作成した(MKMODULE以外で作った)CRTモジュー
ルでは、正常に読み込めないことあります。
/3オプションと同時に使用することはできません。
Z: グラフィックVRAMやパレットの初期化をしません。デ
フォルトではカラーチャートを表示するようになって
いますが、これを抑制し、アナログパレットも変更し
ません。
本プログラムの著作権および転載については30行BIOSと全く同じです。
本プログラムは30行BIOSの転載されていない場所には転載しないでください。
[END of MKMODULE.DOC]