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ZCOPY Version 1.20 Copyright (C) 1992 by c.mos
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ZCOPY.DOC
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■■■ ZCOPYとは ■■■
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ZCOPYは、DOSコマンドのXCOPYをパワーアップした、DOS汎用のコマンドです。
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名前は「ZCOPY」ですが、コピー以外にも各種の機能をもっています。
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◎ライト時に、複数ファイルをオープンして一度に書き込む、『マルチ・ライト
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オープン』方式を採用、少ないシーク動作で高速コピー
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◎複数のディレクトリ/ファイルマスクの指定(排他指定あり)
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◎ディレクトリ一括コピー(/s)時のディレクトリ位置の保存、およびディレクトリ
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・タイムスタンプのコピー機能(/t)
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◎サイズの増加した部分のみコピーする、『インクリメンタル・コピー』機能(/i)
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◎ディレクトリ一括も可能なmove機能(/m)
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◎ディレクトリ一括も可能なdelete機能(/del)
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◎ファイルの高速コンペア機能(/c)
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《Ver1.20の追加機能》
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◎レスポンス・ファイル(@file)の対応
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■■■ 書式 ■■■
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ZCOPYは、次の書式でコマンドライン・パラメータを記述して使用します。
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Usage: zcopy <src> {<mask>|[<mask>]} [<dst>] {/<opt>}
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zcopy [<src>] @filelist [<dst>] {/<opt>}
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<src> ソースパス(source path)
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@filelist レスポンス・ファイル
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<mask> ディレクトリまたはファイルマスク
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[<mask>] <mask>の排他指定
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<dst> ターゲットパス(destination path)
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/<opt> オプション
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※ オプションは、パラメータ中の任意の位置で指定できます。
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■■■ レスポンス・ファイル ■■■
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VZ Editor Ver1.6 のファイラーとの連携のため、レスポンス・ファイルに対応しま
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した。(以降「@FILE」と記述します)
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・@FILE は、各行に処理すべきファイル名が記述された、テキストファイルです。
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・@FILE を指定した場合は、原則的に <src> ディレクトリを指定しなくてはなり
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ません。<src> が省略された場合は、以下のように解釈されます。
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1. @FILE のファイル名がフルパスで記述されている場合
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@FILEの先頭のファイルのディレクトリを<src>ディレクトリとします。
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2. @FILE のファイル名がファイル名のみの場合
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カレントディレクトリを<src>ディレクトリとします。
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・@FILE のファイル指定にワイルドカード文字は使えません。
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・@FILE の中にサブディレクトリを記述することもできます。「/s」オプションを
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指定した場合は、サブディレクトリ以下の全てのファイルも対象となります。
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・このように、@FILE では個々のファイルを指定し、コマンドラインで記述した場合は
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ファイルマスクとして判断されます。
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■■■ オプション ■■■
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ZCOPYには、次の15種類のオプションがあります。オプションは「/」+英字1文字
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(/delのみ3文字)で指定します。大文字/小文字は問いません。
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「zcopy<リターン>」または「zcopy /?<リターン>」で、オプションの一覧を表示します。
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/a: Archive(xcopy /a) /n: No overwrite
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/b: Backup (xcopy /m) /o: Overwrite only
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/c: Compare (do not copy) /s: Subdirectories
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/del: Delete /t: Time stamp copy (with /s)
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%ロ /e: Echo /u: Update new files
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/g: Gather /v: Verify
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/i: Incremental copy /x: hidden files too
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/m: Move
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/a: Archive(xcopy /a)
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XCOPYのオプション「/A」と同様に、アーカイブ属性の付いたファイルだけ
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をコピー(※)します。あまり使い道はありません。
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※ コピー以外の操作(移動・比較・削除)時にも指定できます。
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/b: Backup (xcopy /m)
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XCOPYのオプション「/M」と同様に、アーカイブ属性の付いたファイルだけ
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をコピーし、コピー後にソースファイルのアーカイブ属性をクリアします。
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このオプションを使えば、タイムスタンプの比較なしに、一度だけバック
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アップを取ることができます。
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/c: Compare (do not copy)
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ソースとターゲットのファイルを比較します。両方のディレクトリに存在
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するファイルのみを比較の対象とし、結果をファイル名の後に表示します。
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・表示なし : 一致
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・mismatch! : 相違箇所あり
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・longer : ソースの方が長い
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・shorter : ソースの方が短い
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ファイルの中身を実際に比較するのは、サイズが等しい場合のみです。
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/del: Delete
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ソースで指定したファイル/ディレクトリを削除します。確認のキー入力は
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ありませんので、誤操作を防ぐために3文字のオプション名になっています。
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リードオンリ属性の付いたファイル/ディレクトリも削除します。
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不可視属性、システム属性の付いたファイルも削除する場合は、オプション
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「/del /x」を指定します。
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%イ ※ Ver1.02で、削除時のターゲットパスの指定が可能になりました。
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この場合は、オプション「/n,/o,/u」のいずれかを指定し、ソースとターゲッ
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トパスを比較して、選択されたソースパスのファイルを削除します。
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/e: Echo (%ロ Ver1.05で追加)
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コピー/移動/比較の場合は、画面にファイル名を表示するだけで、何も実行
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しません。
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削除の場合は、削除するファイル名を表示した後、削除を実行します。
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/g: Gather
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「/s」と同様に下位のサブディレクトリまでコピーの対象としますが、
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ファイルを1つのターゲット・ディレクトリに集めます。
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ソースの別ディレクトリに存在する同名ファイルは、そのサイズ・時間が
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一致した場合は上書きし、異なる場合は、拡張子を「.001, .002, ...」
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というように順次リネームした上でコピーします。
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※ このオプション指定時、『マルチ・ライトオープン』機能は働きません。
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/i: Incremental copy
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「/u」と同様に、日付が新しいファイルのみコピーしますが、ソースファイル
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がターゲットファイルより大きい場合は、ファイルの末尾を比較し、一致した
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場合にはサイズの増えた部分(+α)しかコピーしません。
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このオプションは、サイズが大きく、かつ追加されていくだけの、通信の
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ログファイルのバックアップに最適です。
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/m: Move
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ファイルを移動します。同一ドライブ内で別ディレクトリへ移動する場合は、
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ディレクトリエントリの書き換えだけでコピーはしません。
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別ドライブへ移動する場合は、コピー終了後、ソースファイル/ディレクトリ
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を削除します。
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/n: No overwrite
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ターゲット・ディレクトリに既に存在するファイルは、コピーしません。
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/o: Overwrite only
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ターゲット・ディレクトリにも存在するファイルのみ、コピーします。
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/s: Subdirectories
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XCOPYのオプション「/S」と同様に、下位のサブディレクトリまでディレクト
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リ構造ごとコピーします。
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/t: Time stamp copy (with /s)
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「/S」でディレクトリ一括コピーする際に、ターゲット側に作るディレクトリ
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のタイムスタンプを、ソースからコピーします。
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/u: Update new files
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ターゲット・ディレクトリに同名ファイルが存在する場合は、ソースファイル
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の方が日付が新しい場合のみコピーします。
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/v: Verify
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ライト直後にファイルをリードし、メモリの内容と比較します。相違が生じた
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場合は、エラーメッセージを表示してコピーを停止します。
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/x: hidden files too
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不可視属性、システム属性の付いたファイルも、コピーします。
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■■■ 使用方法 ■■■
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■ 単純コピー(全ファイル指定)
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C:\>zcopy a: ( A:*.* → C:\ )
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・ファイルマスクを省略すると、「*.*」と解釈されます。
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C:\>zcopy . b: ( C:\*.* → B: )
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・「.」は、カレントディレクトリを意味します。
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C:\>zcopy \win b:\win /s ( C:\WIN\.. → B:\WIN\ )
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・c:\win を b:\win へ一括コピーします。
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ZCOPYでは、ターゲットにファイル名を指定する事はできませんので、
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「b:\win」は、末尾の「\」がなくともディレクトリと解釈します。
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C:\>zcopy \ win b:\ /s ( C:\ WIN\.. → B:\ )
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・\ と win をスペースで区切ると win をディレクトリ指定と解釈し、
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ソースパス「\」の元の、ディレクトリ「win」を対象とします。
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この場合、ターゲットに「\win」を指定する必要はありません。
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C:\>zcopy \ win win.j\ b:\ /s ( C:\ WIN\.. , WIN.J\.. → B:\ )
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・同様に、複数のディレクトリを指定できます。ディレクトリの後の「\」
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は省略可能ですが、拡張子付きディレクトリを指定する場合は、ファイル
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マスクと解釈させないために、「\」を付ける必要があります。
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C:\>zcopy \ [dos bin] b:\ /s
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・[dos bin] は、排他ディレクトリ指定です。これらのディレクトリは、
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コピーしません。
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排他ディレクトリにワイルドカードを使用する事はできません。
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(ファイルマスクと解釈されてしまいます。)
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■ 単純コピー(ファイルマスク指定)
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C:\>zcopy \ config.* autoexec.* \root
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・config.*とautoexec.*を \root にコピーします。
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C:\>zcopy \vz .def \def
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・「*.拡張子」の場合、「*」は省略できます。
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C:\>zcopy \win\.ini .txt \txt
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・最初のファイルマスク(.ini)は、ソースパス(\win)に続けて記述でき
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ます。
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C:\>zcopy \src\editfile. b:
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・拡張子のないファイルを指定する場合は、末尾に「.」を付ける必要が
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あります。
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C:\>zcopy \ sys dos .sys b:
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・c:\sys, c:\dos の中の *.sys をコピーします。ディレクトリ指定、
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ファイルマスクの順序は任意ですが、これらはターゲットパスの前に
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指定する必要があります。
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■ バックアップ
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C:\>zcopy a:\ b:\ /s /u
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・ドライブAの全ファイル(下位ディレクトリを含む)のうち、ドライブB
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に存在しないファイル、および日付の新しいファイルをコピーします。
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C:\>zcopy \work [.bak .$$$] b:\bak /u
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・拡張子が「.bak .$$$」のファイルを除いてバックアップします。
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C:\>zcopy \ log b:\ /s /i
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・c:\log\ 以下にある通信ログファイルを、インクリメンタルコピーで
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バックアップします。
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%イ C:\>zcopy a:\ b:\bak /s /u
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C:\>zcopy b:\bak a:\ /s /n /del
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・ドライブAの全ファイルをb:\bakへバックアップし、かつ b:\bakにしか
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存在しなくなったファイルを削除します。
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(2つのディレクトリのファイルを一致させる)
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%ロ C:\>zcopy a:\ b:\bak /s /u /e
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・バックアップすべきファイルを表示します。
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■ 特殊機能
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C:\>zcopy \ .doc .txt [text] \text /g
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・ドライブCのテキストファイルを、c:\text へ集めます。
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C:\>zcopy \ vz \tool /s /m
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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・c:\vz を c:\tool\vz へ移動します。
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C:\>zcopy a: b: /s /c
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・ドライブAとドライブBの全ファイルを比較します。
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C:\>zcopy a: /s /x /del
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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・ドライブAの全ファイルを消去します。
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%イ C:\>zcopy b:\bak \work /n /del
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・b:\bakをc:\workと比較し、b:\bakにのみ存在するファイルを削除します。
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%ロ C:\>zcopy a:\ editfile. /g /e
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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・ドライブAで editfile というファイルをサーチします。
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C:\>zcopy .obj .bak /del /e
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・カレントディレクトリの *.obj *.bak ファイルを削除し、削除したファイル
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名を表示します。
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■■■ 解説 ■■■
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■ ディレクトリとファイルマスクの識別
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ディレクトリとファイルマスクは、以下のロジックで識別します。
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「'\'で終わっているか?」
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Yes → [ディレクトリ]
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No ↓
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「'.'またはワイルドカード文字が含まれているか?」
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Yes → [ファイルマスク]
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No → [ディレクトリ]
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■ ZCOPYがサポートしていないコピー方式
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・リネームコピー(copy *.txt *.bak)
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・複数ファイルの連結(copy a+b c)
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・デバイスへのコピー(copy a prn)
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・XCOPYのオプション(/D /P /W)
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■ 空ディレクトリの扱い
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XCOPYのオプション「/E」は、ZCOPYにはありません。空ディレクトリは、以下の
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ように扱います。
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・全ファイル指定時 → 空ディレクトリもコピー
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・ファイルマスク指定時 → 空ディレクトリはコピーしない
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■ マルチ・ライトオープン方式
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MS-DOSの各プロセスは、20個までファイルをオープンする事ができます。
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このうちの5個は予約済みですから、最大15個のファイルを同時にライトオープン
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できる計算になります。
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もちろん、CONFIG.SYSのFILES=の指定がこれより小さい場合は、FILES=指定に制限
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されます。
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DIET等のユーティリティを常駐させている場合、ZCOPYが全てのハンドルを使って
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しまうと、DIETがファイルを開けなくなり、誤動作する危険性があります。
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この場合は、FILES=30 以上を指定してください。
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いずれにしろ、FILES=30 を指定しておくべきでしょう。
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「/g」指定時は、書き込み毎にターゲットファイルを比較する必要から、本機能は
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動作しません。
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■ インクリメンタル・コピー機能
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増分のみコピーするのは、それ以前の内容が一致している場合に限るべきです。
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このため、ターゲットファイルの末尾(4KB未満)を読み込み、ソースファイルと
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比較しています。
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また、ターゲットファイルのサイズが32KB以上でなければ、インクリメンタル
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コピーは働きません。
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■ ディレクトリ・タイムスタンプのコピー機能
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DOSのシステムコールでは、ディレクトリのタイムスタンプを変更することは
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できません。このため、一時的に現在日時をソースディレクトリの日時に変更して
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から、ディレクトリを作成しています。
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■ ベリファイの手法
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ZCOPYの「/v」指定時のベリファイでは、DOSの「VERIFY FLAG」を使用しません。
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メモリ上のファイルを書き込んだ直後に、再度ターゲットファイルを読み込み、
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メモリ内容と比較しています。
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このため、大容量のディスクキャッシュが組み込まれている場合には、キャッシュ
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から読み込んで比較しているだけになる可能性があります。
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■ 削除の手法
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ファイルの削除は、以下の方法で行ないます。
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・全ファイル指定時 → FCBによる一括削除(ファンクション13h)
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・ファイルマスク指定時 → パス名による削除(ファンクション41h)
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■ コピーの中断
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ファイルコピーの途中に、CTRL+C の入力、またはエラーの発生でコピーが中断する
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と、ターゲットパスにいくつかのサイズ0のファイルが残ります。
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ただし、ディスクフルによる中断で「/v」を指定していない場合は、これらの
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ファイルはきちんと消去します。
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■ VZエディタとの連携
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VZエディタをお使いの方は、以下の例のように、エイリアス、およびファイラー
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のメニューを変更すると便利でしょう。
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「X 一括コピー」、「Z 一括削除」、「T 一括移動」は、サブディレクトリを選択
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した時に呼び出します。
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(サブディレクトリの選択機能は、Ver1.57で追加されました。)
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* S システムメニュー
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8 "",15,12
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"C コピー copy %1 %2"
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"M 移動 move %1 %2"
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"D 削除 del "
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"X 一括コピー zcopy2 %1 %2"
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"T 一括移動 move2 %1 %2"
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"Z 一括削除 zap "
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||
"P パック lha a %2 %*"
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||
"U アンパック lha x "
|
||
"V パックリスト lha l "
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||
"A 比較(Asc) fca %1 %2"
|
||
"B 比較(Bin) fcb %1 %2"
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||
"E 実行 %1 %2"
|
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* A エイリアス
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...
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move zcopy /m
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zap zcopy /s /x /del
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zcopy2 zcopy /s %1 %2%\%>\
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move2 zcopy /s /m %1 %2%\%>\
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■ エラーメッセージ
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||
Syntax error
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書式が違います。
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Unknown option:
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||
未定義のオプションを指定しています。
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File not found
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指定したファイルが見つかりません。
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||
Path not found
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指定したパスが見つかりません。
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||
Destination must be a path
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||
ターゲットパスにファイルを指定しています。
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Source and destination are the same path
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||
ソースとターゲットが同一のディレクトリです。
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Access denied:
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ファイル/ディレクトリのタイプが異なるか、リードオンリ属性のために
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書き込めません。
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Insufficient disk space
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ディスクがいっぱいです。
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Verify failure
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ベリファイでエラーが発生しました。
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Unexpected DOS error: n
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DOSのエラー #n が発生しました。
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■■■ 配布条件、その他 ■■■
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■ 配布条件
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ZCOPYはフリー・ソフトウェアです。転載・配布は自由です。
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BBS以外のメディアへの転載の際は、作者へご一報ください。
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■ 免責
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本プログラムを使用した上で生じたいかなる損害についても、作者は責任を負いま
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せん。
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■ 変更履歴
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Ver0.91 (92-3-14) テスト版
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Ver1.00 (92-3-30) 正式公開版
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Ver1.01 (92-4-1)
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・「/m」指定時、カレントディレクトリがルートへ移動してしまう。
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・「a*.*」を「a\*.*」と解釈してしまう。
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・「/s /del」でファイルマスクを指定すると、削除されない場合がある。
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・「src\file」で拡張子のないfileの末尾の「.」を省略可能に。
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Ver1.02 (92-4-7)
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・他ドライブへmoveすると、ソースディレクトリが削除されてしまう。
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・「/u,/i」指定時、ソース側ファイルの属性(リードオンリetc.)をコピーしない
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ように。
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・ファイル削除時のターゲットパスの指定。(→ %イ)
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・ファイル削除時「n File(s) deleted」を表示。
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Ver1.03 (92-4-8)
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・他ドライブへのmove時、File(s)表示が2倍になる。
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・copy/move時、ターゲットパスに同名ファイル/リードオンリファイルが存在
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する場合もcopy/moveを強行するように。
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・上記変更に伴い、「/u,/i」指定時も属性をコピーするように。
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Ver1.04(92-5-6)
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・「zcopy a:\ dir /s /del」とすると、「dir」がターゲットパスとみなされ「a:\」
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の全ファイルが削除されてしまった。これを避けるため、「/n /o /u」が指定され
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た時のみ、削除時のターゲットパスを認識するように変更。
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・switchar'-'時、「a:/」が指定できなかった。
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Ver1.05(92-6-26)
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・<src>を省略すると、[<mask>]の最初の項目が無視される。
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・[<mask>]を指定すると、拡張子のないファイルが選択されない。
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||
・「zcopy \src \dst /s /c」で、\dstの直下にファイルが存在しない時、
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||
それ以下のサブディレクトリのファイルを比較しない。
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・「/e: Echo」オプションを追加。(→ %ロ)
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||
Ver1.06(92-7-1)
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・削除時に、ファイルマスクの排他指定が効かない。
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Ver1.07(92-7-9)
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||
・「/s /o /u」で、ターゲットパスでファイルが存在しないサブディレクトリの
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||
ファイルも、コピーされてしまう。(Ver1.05のデグレード)
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Ver1.10(93-10-20)
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・レスポンス・ファイルに対応。
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Ver1.11(93-10-24)
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・レスポンス・ファイル指定時の/del,/m,/uのバグフィックス。
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Ver1.20(93-12-6)
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・レスポンス・ファイル指定時、カレントディレクトリから他ドライブへのmoveで
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元ファイルが削除されない。
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・「/n」でターゲットパスのファイルのサイズが0の場合は、コピーを実行。
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・「/del /s」でルートディレクトリを指定した場合に、確認メッセージ。
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93/12/6 兵藤嘉彦(c.mos)
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NIFTY-Serve GCA03652
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End of zcopy.doc
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