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VZ Editor PS/55 Version 1.6 Copyright (C) 1989-91 by c.mos
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VZ55.DOC
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本ドキュメントでは、VZエディタPS/55版(DOSJ4.0)について
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説明します。
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■ PS/55版のDEFファイル
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サブディレクトリ「PS55」には、「VZ55.DEF」は含まれていません。
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installバッチにより、VZIBMJ.DEFにPS55.DEFを繋げたファイルを「VZ55.DEF」として
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組み込みます。
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■ 対応機種
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VZ55は以下の機種で動作します。
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・ IBM PS/55シリーズ
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5530-Z/S/T,5551-S/T/V,5571-S/T/V
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※ 上記以外の機種(これより以前のモデル)では使用できません(漢字が画面に正しく
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表示されません)。
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※ 旧機種では、VZ5550.COM が使える可能性がございます。
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これは、移植してくださったユーザーの方の御好意により添付致しました。
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弊社では動作確認等は行なっておりませんので、サポートはいたしません。
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・VZ5550.COMのバージョンは、1.54です。
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・DEFファイルは、VZ55.DEFをお使いください。
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■ キーアサイン
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PS/55版は、DOS/V版とはいくつか異なるキーアサインになっています。
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DOS/V版 PS/55版
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画面の上端 Ctrl+Home [前面]+[↑]
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画面の下端 Ctrl+End [前面]+[↓]
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キーボードマクロ Ctrl+_ [前面]+[^]
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行末まで削除 Ctrl+Del ^QY
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削除文字(列)復活 Ctrl+Ins, ^U ^U
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また、次のキーの組み合わせは入力できません(この中には、DOSのバージョンに
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よっては入力が可能なものや、入力はできるが、他のキーと同じコード入力となるため
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VZ55では判別が不可能なものが含まれています)。
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[Ctrl] + [Esc],[Tab],[Ins],[Del],[↑],[↓],[テンキー],[Home],
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[@],[^],[_]
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[Alt] + [Esc],[Tab],[BS],[Ins],[Del],[テンキー],[Home],[End],
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[F11],[F12],[PGup],[PGdn],[@],[[],[\],[]],[_]
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注意: 001型キーボードでは、[Home]は左上を指す矢印のマークのキー、
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[End]は「ページ呼出し」キーで代用します。
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■ ドライブ入れ替えメッセージ
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1ドライブの機種では、ドライブBをアクセスしようとすると
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ディスケットをドライブ B: に差し込み、
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キ-をどれか押してください
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というメッセージが現れ、表示が乱れますが、これは仕様とお考えください。
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■ FAST.COM
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PS/55のキーリピート速度は、あまり速くなく、カーソルキーの移動などが遅
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く感じられることがあります。
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カーソルキーの移動の速度を遅く感じた場合は、次のように「FAST.COM」を実行し
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てください。
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B>fast[Enter]
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これで、キーリピート速度が約2倍になったはずです。
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くわしい使用法は、「FAST.DOC」を参照してください。
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■ CURSOR.COM
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VZ55の性能をフルに発揮するには、あらかじめ「CURSOR.COM」を次のように
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常駐させてください(ただし、「VZ55.COM」をバッチファイル「VZ.BAT」を用いて起
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動する場合は、バッチファイルの中で自動的に「CURSOR.COM」が起動されますから、
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わざわざ「CURSOR.COM」を起動させる必要はありません)。
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B>cursor[Enter]
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「CURSOR.COM」は、次の機能を補います。くわしい使用法は「CURSOR.DOC」を参照
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してください。
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・カーソルの全角対応
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・カーソルのカラー対応
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・カーソルのブリンク
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・\文字の表示
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・背景色の設定
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■ FEPの制御
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VZ55は、次のFEPを制御できます。
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(1) ATOK7 (かならず「7TO6.COM」を常駐させてください)
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(2) ATOK6
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(3) IBM製漢字変換
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(4) VJEβ
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FEPは自動判別されますが、なんらかの原因で自動判別できない場合は、「オプ
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ションFT」で、使用するFEPを選択してください。
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【FT :FEPのタイプ(0=自動識別、1=ATOK7、2=ATOK6、3=IBM、4=VJEβ)】
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日本語変換モードで起動したい場合は「オプションFR」を次のように設定してくだ
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さい。
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ATOK6/7 【FR0:英数、FR1:ローマ字漢字、FR2:カナ漢字、FR3:半角英数カナ】
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IBM 【FR0:英数、FR$48:漢字】
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VJEβ 【FR0:英数、FR6:漢字(メニューライン)、FR10漢字(スクリーン)】
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■ 外字表示の制限
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VZ55では、ユーザ定義文字(外字:範囲は拡張区点コードの95区から114区)のうち
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非常駐文字(拡張区点コードの103区から114区まで)は表示できません。
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常駐のユーザ定義文字(拡張区点コードの95区から102区)と、IBM拡張文字セット
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(拡張区点コードの115区から120区)は、VZ55上で表示可能です。
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■ 表示属性
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VZ55の、表示属性 (オプション A?) の内容は、次のとおりです。
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ビット 単色モード カラーモード
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7 明滅 青オフ
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6 アンダーライン 緑オフ
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5 0 0
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4 0 0
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3 高輝度 赤オフ
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2 リバース リバース
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1 0 0
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0 0 0
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<PS/55版カラー>
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$C8:黒 $48:青 $88:緑 $08:水色 $C0:赤 $40:紫 $80:黄 $00:白 +$04リバース
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<PS/55版モノクロ>
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$00:白 +$08:高輝度 +$04:リバース +$40:アンダーライン +$80:明滅
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■ カーソルのブリンク停止
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カーソルの形状オプション(Ci,Co)で、ブリンクの停止をサポートしています(日本
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語モードのみ)。カーソル形状の設定は次のようになります。
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+8 +4 +2 +1
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x x 0 0 フルサイズ
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x x 0 1 1/2 サイズ
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x x 1 0 1/4 サイズ
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x x 1 1 アンダーバー
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0 0 x x 常時点灯(ブリンク停止)
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0 1 x x 通常速度の点灯
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1 x x x 倍速度の点灯
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■ \文字の表示
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VZ55で¥文字の表示(Db)を操作して、バックスラッシュ文字(\)を表示させる
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ためには、あらかじめ「CURSOR.COM」を常駐させておく必要があります。
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また、「cursor +D」で、\文字を指定した状態でVZ55を起動しても、VZ55
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側のオプションスイッチ(Db)が「-」になっていれば、¥が表示され、\には切り替わ
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りません。VZ55側での¥文字の表示の変更は、VZ55を終了しても有効となり
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ます。
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VZ55と「CURSOR.COM」との交信には、int 2Fh の割り込みを用います。
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この時に、識別IDとしてAX=0A2E7h を用いています。この識別IDが他の常駐ソフ
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トの識別IDと重複するなどして、VZ55が正常に動作しない場合は、オプション
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スイッチ「Dg」を「+」にしてください。int 2Fh の割り込みを使用しなくなります
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(この場合は、¥文字の切り替えと背景色の設定は行なえません)。
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記号 標準設定 内容
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Dg - int 2Fh を用いた「CURSOR.COM」との交信の禁止
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■ 背景色の設定
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VZ55.DEFの最後に次の1行を加えると、画面をブルーバックにします。
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12 "$(01)"
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背景色は青$(01)の他にも、暗い青$(08)を始め、$(00)から$(3F)まで、64色の中から
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選択することができます。
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また、背景色の設定には「CURSOR.COM」を常駐させておく必要があります。
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End of vz55.doc
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