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CURSOR II Ver 1.30 -- PS/55のカーソルの色と形状を設定するソフトウェアです。
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Copyright (C) 1990,1991 by INGRAM (ACS05660)
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★ 使用法
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CURSOR II は、
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cursor
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で常駐し、カーソルの色(カラーテキストモードのみ有効)と形状を変更します。
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常駐を解除するには、
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cursor -R
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としてください。
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また、このソフトを使用すると、カーソルが全角文字の上にきた場合に、文字全
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体をカーソルがカバーするようになります。
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★ パラメータ
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CURSOR II のパラメータとしては次のようなものがあります。
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cursor [-Ccc] [-Mm] [-Hhh] [-Lll] [-F|+F] [-D|+D|=D] [-Kkk|+Kkk] [-Bbb]
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これらは常駐時に設定できます。
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また、いったん常駐させたのちに、パラメータ付きでCURSOR II を実行することで
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再設定が可能です。
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パラメータの意味は、CURSOR II を常駐させた後に、CURSOR II をパラメータを付
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けずに実行すれば表示されます。
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● -C 色の設定(Color)
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cc = 0:黒, 1:青, 2:緑, 3:水色, 4:赤, 5:紫, 6:黄, 7:白,
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8:灰色, 9:薄い青, 10:薄い緑, 11:薄い水色, 12:薄い赤,
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13:薄い紫, 14: 薄い黄, 15:明るい白
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が選択できます(初期値は、12:薄い赤 となります)。
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● -M カーソルモードの設定(Mode)
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m = 0..3 (0:明滅しない、1:表示されない、2:明滅(遅)、3:明滅(速))
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が指定できます(初期値は、0:明滅しない となります)。
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● -H カーソルの開始位置の設定(High line)
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hh = 0..28 (開始位置、上部を0とする)
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が指定できます(初期値は、終了位置-4 となります)。
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● -L カーソルの終了位置の設定(Low line)
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hh = 0..28 (終了位置、上部を0とする)
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が指定できます(初期値は、既存のカーソルの終了位置となります)。
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● -F | +F カーソル形状の強制変更(Force)
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+F を指定すると、アプリケーションソフトがカーソルの形状を変更しようとし
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ても、強制的に cursor II の指定する形状に変更します。
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-F を指定すると、アプリケーションソフトがカーソルの形状を変更できます。
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初期値は、-F です。
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● -D | +D | =D バックスラッシュの表示(Display backslash)
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+D を指定すると、\の表示がバックスラッシュ記号となります。
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-D を指定すると、\の表示が円記号となります。
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=D を指定すると、\の表示の変更を行ないません。
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=D の指定は最初に一度だけ可能です。
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文字フォントの大きさが16ドットフォントの機種ではこの機能は使用できま
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せんので、誤動作を避けるために =D を指定する必要があります。
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初期値は、-D です。
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● -K | +K キーコードの変更(Key)
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+K を指定すると下表の上段(-)に書かれたキーが下段(+)のキーとして動作する
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ようになります。
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-K を指定すると +K によって変更されたキーの機能が元にもどります。
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記号 kk E H A C X Z B T
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- 標準 Esc 半/全角 英数 Ctrl 実行 前面 \ ~
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+ 変更 半/全角 Esc Ctrl 前面 Ctrl 英数 ¥  ̄
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ここで Ctrl とは、左側のCtrlキーのことです。また、実行 とは
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右側の Ctrl キーのことです。
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○ +K や -K に続けて上記の記号(EHACXZBT)を記述すると、該当するキー
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のみが変更の対象となります。
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記号は複数個記述することができます。
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○ +KB を指定すると、カタカナのロの入力ができなくなります。
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○ +KH を指定した場合、半/全角キーをEscキーとして押し続けてもキーリ
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ピート入力はできません。
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○ +KE を指定した場合、Escキーを(半/全角キーとして)押し続けると元の
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Escコードが出力されますので注意してください。
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○ +KX は、001型キーボードでは正常に動作しません。
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初期値は -K です。
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● -B 背景色の設定
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bb = 0..63 で背景色を指定します。
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背景色は、0:黒、1:青、8:暗い青、9:明るい青 などとなります。
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デフォルトは 0 (黒)です。
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また、bb = 99 とした場合は、背景色を変更しません。
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★ 使用例
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例えば、明滅(遅)させたボックス型の黄色いカーソルにする場合、カーソルの開始
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位置を0、終了位置を28として
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cursor -C6 -M2 -H0 -L28
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で設定します。
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次に、¥文字の表示を、\文字に変更する場合は
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cursor +D
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とします。
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半角/全角キーとEscキーの機能を入れ換えるには
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cursor +KEH
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とします。
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背景を青色とするには
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cursor -B1
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とします。
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★ 制限事項について
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1. 本ソフトウェアは DOS Ver 3.xx 以上で動作します。
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2. 5530-Z/S/T,5551-S/T/V,5571-S/T/V以外の機種(これより以前のモデル)では、
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+K オプション(キーコードの変更)が使用できません。
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3. 文字フォントとして16ドットフォントを用いている機種は、+D オプション
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(バックスラッシュの表示)が使用できません。
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4. 本ソフトウェアは、int 2Fh 割り込みで使用する常駐チェック用IDとして
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AX=0A2E7h を用いています。したがって、他の常駐ソフトウェアで同じID
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を使用しているものとは併用できません。
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★ 使用にあたって
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本ソフトウェアは、フリーウェアです。
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したがって、本ソフトウェアを自由に再配布してくださってけっこうです。
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ただし、著作権は、INGRAM が保有します。
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また、本ソフトウェアを運用した結果については一切関知しません。
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