# 第7章 カスタマイズ
## 7.1 カスタマイズの概要
「カスタマイズ」とは、アプリケーションの使用環境を、ユーザーが好みにあわせて再設定することです。VZは、DEFファイルと呼ばれるテキストファイルを起動時に読み込みます。ここにはキーアサイン、メニュー、オプション、マクロ等が記述してあり、このファイルを編集することにより、各自の好みにあった操作環境に構築することができます。
DEFファイルには2つの種類があります。一つは「VZ.DEF」に代表される、起動時に読み込むDEFファイルです。これがなければ、VZは起動しません。もう一つは、「BLOCK.DEF」や「GAME.DEF」などの「マクロファイル」です。これは必要に応じて後から読み込んで使います。用途が異なるだけで、書式等は全く同じです。一度、いろいろなDEFファイルをオープンして、中身をご覧になってください。
- Ver1.6では、ファイラー関連の定義を「VZFL.DEF」というファイルにまとめました。これがないと、ファイラーのメニューコマンドが使えません。
- 起動時に読み込むDEFファイルの指定方法については、「1.3 DEFファイル」で説明しました。
- 「-w」指定によりDEFファイルを VZ.COM へ取り込む機能は、Ver1.6では廃止されました。これは、コードとデータエリアを分離したために、VZ.COM へ出力できなくなったためです。
- 従来版では各機種版ごとにDEFファイルが用意されていましたが、Ver1.6では「VZ.DEF」と「VZE.DEF」(英語メッセージ)に統一しました。これは、機種ごとに「#if」文で条件分岐させる機能がついたためです。このため、DEFファイルのサイズが少し大きくなっていますが、従来版のようなサイズ制限はありませんので、ご安心ください。
## 7.2 DEFファイルの構造
全てのDEFファイルは、次のような構造になっています。
======== vz.def (v1.6) ======== ← タイトル行
* C コマンドキー ← 各機能ヘッダ
* F ファンクションキー表示
...
* ← 終端マーク
======== End of vz.def ======== ← エンドタイトル行
**【タイトル行】**
ファイルの先頭はタイトル行です。従来版ではこの行はオプション「St+」で画面に表示される以外、とくに意味はありませんでしたが、Ver1.6では非常に重要な意味をもちます。詳しくは「8.4 モジュール管理」をお読みください。このため、タイトル行は、次の書式で記述してください。
============ zenhan.def 全角/半角変換 ============
↑ ↑ ↑ ↑
任意個の「=」 ファイル名 タイトル 任意個の「=」
- 先頭は必ず「=」で始める。(「;」だと認識しない)
- ファイル名は大文字でも可。「.def」は省略可。
**【各機能ヘッダ】**
「*」で始まる行は、続く1文字の英字で、以下の10種類の機能のヘッダとなります。
|日本語表記|英語表記|
|---|---|
|* C コマンドキー|* Command keys|
|* F ファンクションキー表示|* Function key labels|
|* T テキストウィンドウ|* Text windows|
|* S システムメニュー|* System menu|
|* M マクロ|* Macros|
|* P メニュー|* Pop up menu|
|* O オプション|* Options|
|* A エイリアス|* Alias|
|* H ヒストリー|* History|
|* E その他|* Else|
**【終端マーク】**
「*」のみの行は、DEFファイルの終りを表しています。これ以降の記述は読みとばします。従って、エンドタイトル行はとくに意味がありません。
**【コメント】**
「;」で始まる行、および「*Alias *Histoy *Else」以外の項目の「;」から行末までは、コメントとして読みとばします。
- Ver1.6では、動作機種のシンボルで「#if ... #endif」のブロックIF文が使えます。これについては次節で説明します。
## 7.3 ブロックIF文
複数の機種でVZを使う場合、キーアサインや表示属性の違い等の理由から、各機種ごとにDEFファイルを用意しなくてはなりませんでした。Ver1.6では、次のようなブロックIF文により、共通のDEFファイルで、動作マシンによって、読み込む内容を切り替えることが可能となりました。
* C コマンドキー
#if 98
31 ^W ¥[**RLDN**] :ロールアップ
32 ^Z ¥[**RLUP**] :ロールダウン
...
43 ^QP :直前のカーソル位置
#else
31 ^W ¥[**PGUP**] :ロールアップ
32 ^Z ¥[**PGDN**] :ロールダウン
...
43 ^QP ¥[**END**] :直前のカーソル位置
#endif
* O オプション
#if 98
LC- ;編集時の行間空きモードの指定
#elseif DOSV
LC ;日本語モード時の最下行の予約
VM0 ;編集時のスクリーンモード
#endif
* E その他
#if DOSV IBM AX
12 "$(00,08,02,0B,04,05,06,07,38,09,3A,3B,3C,3D,3E,3F)"
#endif
●各機種のシンボルは、次のとおりです。
|機種|シンボル|VZファイル|
|---|---|---|
|98版|98|VZ.COM|
|DOS/V版|DOSV|VZIBM.COM, VZIBMJ.COM|
|J3100版|J31|VZJ31.COM|
|AX版|AX|VZAX.COM|
|PS55版|PS55|VZ55.COM|
|US版|US|VZUS.COM|
●文字列の比較の際、大文字、小文字は区別しません。また、複数のシンボルをスペースで区切って指定することもできます。
●使用できる条件文のキーワードは、次の6つです。使い方については、VZ.DEFを参照してください。
#if
#ifn
#else
#endif
#elseif
#elseifn
※ キーワードは、小文字で記述しなくてはなりません。
- #if文はネストできます。
- #if文は、必ず行頭で指定しなくてはなりません。行頭にスペースを入れてインデントすることもできません。
- #if文は、DEFファイル中のどこにも記述できます。
## 7.4 DEFファイルの書式
各機能ごとの書式について説明します。
### ■ C コマンドキー
コマンドキーの割り当て、およびそのヘルプメッセージを記述します。
[書式]
00 {} [;]
[][] [:] [;]
|項目|説明|
|---|---|
|〈n〉|コマンド番号(01~99)|
|〈key1〉|コマンドキー定義1|
|〈key2〉|コマンドキー定義2|
|〈prefix key〉|2ストロークキーの先頭キー(最大6個)|
|〈message〉|ヘルプメッセージ|
|〈comment〉|コメント|
コマンドキーとして、次のキーが指定でき、各々別の機能を割り当てられます。
^<英字キー> @<英字キー> <英字キー>
[特殊キー] ¥[特殊キー] ^[特殊キー] @[特殊キー]
**【98版】**
|記号|キー|
|---|---|
|^|[**CTRL**]|
|¥|[**SHIFT**]|
|@|[**GRPH**]|
|<英字キー>|[@] [**A**]~[**Z**] [**[**] [**¥**] [**]**] [**^**] [**_**](40h~5Fh)|
|[特殊キー]|[**RLUP**] [**RLDN**] [**INS**] [**DEL**] [**UP**] [<--] [-->] [**DOWN**] [**CLR**] [**HELP**] [**ESC**] [**TAB**] [**BS**] [**CR**] [**NFER**] [**F01**]~[**F15**]|
|〈prefix〉|^<英字キー> @<英字キー> [特殊キー]|
**【IBM版】**
|記号|キー|
|---|---|
|^|[**Ctrl**]|
|¥|[**Shift**]|
|@|[**Alt**]|
|<英字キー>|[@] [**A**]~[**Z**] [**[**] [**¥**] [**]**] [**^**] [**_**](40h~5Fh)|
|[特殊キー]|[**PGDN**] [**PGUP**] [**INS**] [**DEL**] [**UP**] [<--] [-->] [**DOWN**] [**HOME**] [**END**] [**ESC**] [**TAB**] [**BS**] [**CR**] [**F01**]~[**F12**]|
|〈prefix〉|^<英字キー> @<英字キー> [特殊キー]|
●制限事項
(A) [特殊キー]と、3番目以降のキーは、各々1つしか指定できません。
(B) 3番目以降のキーは、先に指定しなければなりません。
(C) 01~08番のコマンドには、<英字キー>は指定できません。
(D) 98版の@<英字キー>、[**NFER**]は、EZKEYを組み込まないと使用できません。
[誤った記述例]
00 ^Q ^K [ESC] :2ストロ... ';'の誤り
11 [HOME] ^[<--] :論理行頭 制限(A)
70 @O [ESC]O :O ファイ... 制限(B)
02 ^KM :キーボー... 制限(C)
●以下のキーは、BIOSの関係で入力できません。
【98版】^[**CLR**] @[**CLR**] @[**F01**]~@[**F15**] @[ @] @_
【J31版】^[**ESC**] ^[**TAB**] ^[**BS**] ^[**INS**] ^[**DEL**] @[特殊キー] @<英記号>
### ■ F ファンクションキー表示
ファンクションキーの表示ラベルを記述します。
[書式]
(98版、J-3100版)
"","", ... ,"" ← [**F1**]~[**F10**]
2行目 :[**Shift**]+[**Fn**]
(IBM版)
"","", ... ,"" ← [**Shift**]+[**F1**]~[**F10**]
2行目 :[**Shift**]+[**Fn**]
3行目 :[**Ctrl**]+[**Fn**]
4行目 :[**Alt**]+[**Fn**]
※ ""のラベルは最大5文字(J-3100版のみ6文字)
### ■ T テキストウィンドウ
文字列入力ウィンドウのタイトル、サイズを記述します。
[書式]
"", [;]
:ウィンドウのタイトル
:ウィンドウの横サイズ
:コメント
システムで使用する14種類の文字列入力ウィンドウを順次記述します。
●文字列内の制御文字
文字列中では、「$」に続いて、つぎの制御文字が使えます。
$" '"'
$$ '$'
$0~$7 表示色
$! リバース
$a? 「オプションA?」の表示色(?は英字)
$an テキストの表示色
$p? 「変数P?」の示す文字列
$pc コマンド名
$pn カレントドライブ名
$pd カレントディレクトリ
$po 検索オプション (※)
$?? 「変数??」の10進表示
$lc 表示行数
$ht 編集テキストのタブカラム数
$(hh,hh,hh,..) 16進コード指定(hhは16進数)
$[**n**] $[n,c] 文字列をn個の文字c(省略時は0)で埋める (※)
**※ はVer1.6で追加されました。**
[例]
66 ^KL :L 表示行数切替え ($lc)
"【入力ファイル】 <$pd>",40
15 ^KI "T タブの切替え ($ht)"
8 $6$pd>
### ■ P メニュー / S システムメニュー
マクロメニューとシステムメニューを記述します。
[書式]
"[]",,[,][,-1] [;]
{ ["- "] [,#nn|&nn|!nn|] }
:メニュー番号(システム:1~9、マクロ:1~98)
:メニューのタイトル
:メニューの横サイズ
:メニューアイテムの個数
:パラメータのカラム数
:コメント
- :アイテムメッセージ
#nn :コマンド番号(nnは2桁の10進数)
&nn :マクロ番号
!nn :メニュー番号
:オプション
**【システムメニュー】**
システムメニューは、コマンドまたはファイラーから使用されるメニューで、必ず定義する必要があります。特定のオプションを選択するメニューは、メニュー項目の数を変更してはいけません。
**【マクロメニュー】**
マクロメニューは、マクロ中で使用するメニューで、自由に定義して使用できます。定義したメニューは、マクロまたは他のメニューから、「!nn」で呼び出すことができます。
●マクロメニューのタイトル()を省略した場合は、
- マクロから呼び出された場合 ・・・・・・・・ マクロのタイトル
- 他のメニューから呼び出された場合 ・・ 呼び出したアイテムメッセージ
がタイトルとなります。
●メニューの各アイテムメッセージの後に以下のような記述をすると、そのメニューを選択して各種機能を実行できます。
**【コマンド番号(#nn)】**
nn番のコマンドを実行します。アイテムメッセージ(- )を省略すると、「* C コマンドキー」で記述したヘルプメッセージを表示します。
**【マクロ番号(&nn)】**
nn番のマクロをコールします。アイテムメッセージ(- )を省略すると、コールするマクロのタイトルを表示します。
**【メニュー番号(!nn)】**
nn番のメニューを表示します。
**【オプション()】**
指定オプションがスイッチオプションならスイッチのON/OFF、その他のオプションなら、ウィンドウを表示し、値を入力します。
●通常、スイッチの状態は 『ON』、『OFF』 で表示されますが、その他のメッセージを表示したい場合は、アイテムメッセージ中に、次のような書式でスイッチメッセージを記述してください。
[書式]
"- "
[例]
"N 行番号モード論理 表示",Dn
### ■ M マクロ
マクロプログラムを記述します。
[書式]
"" (グローバルマクロ)
: (ローカルマクロ)
:マクロ番号(1~89)
:マクロキー
:マクロのタイトル
:マクロ定義の本体
ローカルマクロは、他のマクロからコールされる、いわばサブルーチンです。はマクロ定義の本体で、行頭が「数字」または「*」の行までを、一つのプログラムと認識します。メモリに格納する際にスペース、タブ、改行、コメントは取り払われます。マクロに関する詳しい説明は、次章でおこないます。
### ■ O オプション
起動時オプションを記述します。
[書式]
[n|+|-] [;]
:オプション
:コメント
全オプションの機能については、次節で説明します。
### ■ A エイリアス
コマンドラインで使用するエイリアス定義を記述します。
[書式]
<スペース>
:エイリアス名
:コマンド
エイリアス機能については「6-2 エイリアス」をご覧ください。
### ■ H ヒストリー
ヒストリーバッファの初期文字列を記述します。
[書式]
:string | :file | :command
{ | "...." }
行頭の「:」に続く一文字の英字(s|f|c)で、3種類のヒストリーバッファを選択し、その後に文字列を記述します。
string :検索・置換・複写文字列バッファ
file :ファイル名バッファ
command :コマンドラインバッファ
各文字列はスペースまたは改行で区切ります。文字列中にスペースを指定したい場合は、文字列を「"」でくくってください。ヒストリー機能については、「4-4 ヒストリー機能」をご覧ください。
### ■ E その他
その他の13種類のパス名、文字列、表示属性を記述します。
[書式]
<1~10>
の後にコメントを加えることはできません。
各項目の機能は、次のとおりです。
|#|文字列|説明|
|---|---|---|
|1|vzfl|2番目以降に読み込むDEFファイル
→「1.3 DEFファイル」|
|2|editfile|プロファイル機能で参照するファイル名
→「3.5 プロファイル機能」|
|3|.doc .txt .bat ...|デフォルトテキスト拡張子
→「3.1 ファイル名の書式」|
|4|File Drive Mask ...|ファイラーメニュー
→「5.2 メニューコマンド」|
|5|0●,◎.○1《 ...|[**GRPH**]+<テンキー>(98版)
→「4.8 その他のコマンド」|
|6|0└,┴.┘1├ ...|[**CTRL**]+<テンキー>による(98版)
→「4.8 その他のコマンド」|
|7|*/;^L|タイトル行サーチのサーチ文字
→「4.1 ページングとタイトルサーチ」|
|8|$6$pd>|非常駐時のコマンドラインプロンプト
→「6.1 コマンドラインの拡張」|
|9|.com .exe .obj ...|デフォルトバイナリー拡張子
→「3.1 ファイル名の書式」|
|10|"$(95,96,9C,9D, ...|ウィンドウ枠、CR,TAB,EOF文字コード|
|11|゙チコソシイハキクニマノリモ ...|[カナ]ロック時のメニュー,[**Y**]/[**N**]入力|
|12|"$(00,08,02,0B, ...|パレットテーブル(IBM版)|
|13|"$(03,01,04,05, ...|ファイル属性によるカラー表示|
## 7.5 起動時オプション一覧
VZには、100を越えるオプションがあります。オプションは、DEFファイルの「* O オプション」の箇所で定義してありますが、コマンドラインで「-」をつけて指定することもできます。
オプションは、次のように分類して説明します。
**1.起動時オプション**
**2.メモリ/バッファサイズ**
**3.各種モード**
**4.ファイラー関連**
**5.表示属性**
**6.スイッチ**
●オプションの書式
- 英大文字と小文字は識別しません。
- オプションの後ろの( )の値は初期設定、[** **]は単位です。
- 「*」は、実行中に変更可能なオプションです。
- スイッチの『・・・・・・』は、それを変更するモードメニューです。
- スイッチの項では、特に触れてない限り「+」の場合の効果を説明します。
- Ver1.6で追加/変更されたオプションは、★で示してあります。
●次のオプションVer1.6で廃止されました。
w DEFファイルの取り込
GV 裏グラフィックVRAM使用モード
Bq テンポラリファイルのサイズ
ただし、指定してもエラーにはなりません。
### ■ 起動時オプション
|記号|説明|
|---|---|
|z|VZを常駐または解放します。|
|r[{n}]|起動後、ただちに番号で指定したマクロを実行します。番号を省略した場合は、ファイルで最初に現れたマクロを実行します。|
|St(-)|読み込むDEFファイルのタイトル行を画面に表示します。|
### ■ メモリ/バッファサイズ
|記号|単位|説明|
|---|---|---|
|Bt(64)|KB|テキストバッファのサイズを設定します。EMSの少ない環境で、大きなファイルを複数個編集する場合は、この値を16にしてください。
[範囲]16 ~ 64|
|Bf(64)|KB|DOSコマンド用に確保する最低のメモリサイズを設定します。|
|Bo(32)|KB|コンソール出力バッファのサイズを設定します。「Bo0」でこの機能は使えなくなります。
[範囲]0 ~ 32|
|EM(1)||EMSの利用ページ数を設定します。
0 :EMSメモリは使用しない
n :EMSメモリを最大nページ使用する
1 :EMSメモリの残りを全て使用する|
|★XM(0)|KB|XMSの利用ページ数を設定します。
0 :XMSメモリは使用しない
n :XMSメモリを最大nKB使用する
1 :XMSメモリの残りを全て使用する
※ EMSとXMSは、合計16MBまで利用できます。|
|Bm(8192)|byte|マクロバッファの空き領域のサイズを設定します。
[範囲]256 ~|
|Ba(0)|byte|エイリアスバッファの空き領域のサイズを設定します。|
|Hs(256)|byte|検索文字列ヒストリーバッファの空き領域のサイズを設定します。|
|Hf(256)|byte|ファイル名ヒストリーバッファの空き領域のサイズを設定します。|
|Hx(128)|byte|DOSコマンドラインヒストリーバッファの空き領域のサイズを設定します。|
|Ha(64)|byte|アプリケーションコマンドヒストリーバッファの空き領域のサイズを設定します。|
|Bl(2048)|byte|ラインバッファのサイズを設定します。
[範囲]1024 ~ Bt*1024/8|
|Bc(1024)|byte|削除文字列バッファのサイズを設定します。
[範囲]256 ~|
|Bu(64)|byte|マクロ用配列・スタック領域のサイズを設定します。
[範囲]64 ~|
|★Bv(1024)|byte|ログファイル履歴バッファのサイズを設定します。|
### ■ 各種モード
|記号|説明|
|---|---|
|SW1 *|スワップモードを設定します。
0 :スワップ機能を使用しない
1 :テキスト領域のみ解放する
2 :コード領域も含めて解放する
3 :常駐時に常にコード領域まで解放する
4 :★***SW3***と同様だが、アプリケーションのコマンドラインはフックしない|
|TC(10)|オープン可能なテキスト数を設定します。
[範囲]1 ~
[メモリ消費]222*TC byte|
|WD(80) *|デフォルトの表示カラム数を設定します。|
|We(80) *|現在編集中のテキストの表示カラム数を設定します。
[範囲]2 ~ 250|
|PG(0) *|表示行番号モードでの1ページの行数を設定します。
PG- :ページ表示せず|
|RS(3) *|スムーススクロールの速度を設定します。
[範囲](低速)0 ~ 4(高速)|
|Ta(8) *|タブカラム数を設定します。|
|Tb(4) *|.c .h ファイルのタブカラム数を設定します。
[範囲]1,2,4,8,16,32,64|
|Ci(4) *|挿入モード(Insert)時のカーソルの形状を設定します。|
|Co(7) *|上書モード(Overwrite)時のカーソルの形状を設定します。
0 :フルサイズ
1 :1/2 サイズ
2 :1/4 サイズ
3 :アンダーバー
+4 :通常速度の点滅
+8 :1.5倍速度の点滅(98版)
+12 :2倍速の点滅 (98版)|
|WL(0) *|ポップアップウィンドウの表示位置を設定します。
+1 :←よせ
+2 :↑よせ
+4 :Hセンタリング
+8 :Vセンタリング
※ 各モードを設定しない場合は、カーソル位置を基準とすします。|
|LC(-)|編集時の行間空きモードを指定します。(98版)
日本語モード時に最下行を予約します。(IBM版)|
|VM0|編集時のスクリーンモードを指定します。(IBM版)|
|★CA(4+16+32)|コントロール文字の色分け
+1 :コントロール文字の「^」
+2 :改行コード「↓」
+4 TABコード「→」
+8 :EOFコード「←」
+16 :右マージン「<」
+32 :全角スペース「□」
+64 :不正なコードの先頭数値|
|★Sr5|プロファイルモードを指定します。
+1 :プロファイル情報のセーブ
+2 :editfile が存在しない場合に、自動作成
+4 :ファイルクローズ時に、ヒストリーに情報を格納
+8 :「vz⏎」で「vz @」の動作
+16 :ログファイルの情報も、ヒストリーに格納
+32 :Command Line ヒストリーも出力する
+64 :ヒストリーを出力しない|
|★Qt0 [秒]|オートセーブのディレイタイムを設定します。0で無効になります。
[範囲]0 ~ 3600(sec)|
|★Qc40|オートセーブを起動するまでの入力文字数を設定します。|
### ■ ファイラー関連
|記号|説明|
|---|---|
|★FM7 *|ファイラーの動作モード指定
+1 :[**Space**]キーでカーソルを移動
+2 :ファイル非選択時にもExecメニューを表示
+4 :DOSコマンド』ウィンドウから実行
+8 :ディレクトリの先頭・最後を連続移動|
|FW(1024)|ファイラーで扱うことできるディレクトリの最大数を設定します。|
|FV(1) *|ファイラーのディレクトリ表示モードを設定します。
1 :ロング(縦分割)
5 :ショート(横分割)|
|FS(0) *|ファイラーSortメニューのオプションの初期値を設定します。
1 :ファイル名
2 :拡張子
4 :新しい順
8 :古い順
16 :大きい順
32 :小さい順
64 :ディレクトリを先頭へ|
|FO(3) *|ファイラーCompareメニューのオプションの初期値を設定します。
+1 :存在
+2 :新しいファイル
+4 :古いファイル
+8 :大きいファイル
+16 :小さいファイル|
### ■ 表示属性
|記号|説明|
|---|---|
|An(7) *|通常のテキスト|
|Ac(5) *|テキストのCR,TAB,EOF文字|
|Al(5) *|行番号|
|Ah(13) *|ブロック領域|
|As(15) *|ステータスライン|
|Ao(14) *|コンソールファイルのステータスライ|
|Ar(13) *|Read onlyファイルのステータスライン|
|Am(6) *|最下行のメッセージ|
|Ab(5) *|ウィンドウわく|
|At(5) *|ウィンドウタイトル|
|Aw(7) *|ウィンドウメニュー|
|Af(6) *|ウィンドウメニューのダイレクトキー|
|Ai(15) *|ウィンドウメニューのカーソル|
|Aj(6) *|ヘルプウィンドウ|
|Ak(6) *|2ストローク先頭キー|
|Ag(1) *|ファイラーの背景|
|Au(6) *|ファイラーのカーソル|
|Ap($70) * |ファンクションキー(IBM版)|
|★Ae(1) *|CR,TAB,EOF文字の2番目のカラー|
|★Ay(0) *|ステータスラインのファイル名|
**【98版】**
0:黒 1:青 2:赤 3:紫 4:緑 5:水色 6:黄 7:白
+8:リバース +16:アンダーライン
**【J-3100版】**
6:ボールド 7:ノーマル +$70:リバース +8:アンダーライン
**【IBMカラー】**
0:黒 1:青 2:緑 3:水色 4:赤 5:紫 6:黄 7:白 (低輝度)
8:黒 9:青 $A:緑 $B:水色 $C:赤 $D:紫 $E:黄 $F:白 (高輝度)
背景色はx16
**【IBMモノクロ】**
0:黒 7:白 +8:高輝度/ボールド +$70:背景白
### ■ スイッチ
|記号|説明|
|---|---|
|Dl(-) *|行番号を表示します。
『L 行番号の表示』|
|Dc(+) *|CR 文字を表示します。
『C CR の表示』|
|Dt(-) *|TAB文字を表示します。
『T TABの表示』|
|De(+) *|EOF文字を表示します。
『E EOFの表示』|
|Ds(-) *|ステータスラインへシステム情報を表示します。
『S システム情報の表示』|
|Db(-) *|¥文字をバックスラッシュ(\)で表示します。(98版)
『¥ バックスラッシュ』
※ 一部の機種では使えません。|
|Dn(-) *|行番号モードを切り替えます。
Dn- :論理行番号
改行コード(0Ah)から次の改行コードまでを1行とした時の行番号。
Dn+ :表示行番号
画面上に表示される1行をそのまま1行とした時の行番号
『N 行番号モード』|
|Du(-) *|カーソル行アンダーラインを表示します。
『U アンダーライン』|
|Df(-) *|編集ファイル名を、フルパス名で表示します。|
|Dp(-) *|全てのファイル名・パス名を小文字で表示します。|
|Dh(-) *|ファイル名をステータスラインの左側に表示します。|
|Dg(+) *|新JIS罫線文字を表示します。(98版)|
|Dg(+) *|スクロール時の最上行の"ぶれ"を軽減します.(DOS/V版)|
|★Dr(+) *|「we<80」の時、右マージンを表示します。|
|★Dv(-) *|スムーススクロール時、カラーでスクロールします。|
|Ei(+) *|オートインデントを指定します。
『A オートインデント』|
|Es(+) *|[**Ctrl**]+[↑][↓]を画面上端/下端で実行した時にスムーススクロールを起動します。|
|Ez(+) *|書き込むファイルの最後に、EOFコード(1Ah)を付加します。|
|Eb(+) *|ファイルの書き込み時に、バックアップファイルを作成します。
『B .BAK ファイルの作成』|
|Eu(-) *|[**TAB**]をスペースに変換して入力します。|
|Et(+) *|論理ページング機能(Cモード)を使用します。|
|Eh(-) *|ページング(Pモード)の画面単位を切り替えます。
Eh- :全画面
Eh+ :半画面
『H ページング単位』|
|Ew(+) *|文字列検索時のデフォルトをワードサーチにします。
『W ワードサーチ』|
|Ec(-) *|文字列検索時に英大文字と小文字の違いを無視します。
『C 検索時の英大/小文字』|
|Ex(-) *|テキストスタックが一杯になった時、警告します。|
|En(-) *|カーソルを改行以降に表示させなくします。|
|Ev(-) *|ジャンプ後、カーソルを画面の中央へ移動します。|
|Ek(-) *|ブロック挿入後、カーソルをブロックの最後に移動します。|
|Ea(-) *|オープンしたファイルの拡張子が数字の場合、表示カラム数をその値に設定します。|
|RO(-) *|Viewモードでオープンします。|
|Ej(-) *|全角スペースもオートインデントします。|
|Eo(-) *|上書きモードを桁対応に設定します。
『O 上書きモード』|
|RX(-) *|正規表現検索を有効にします。(VWX.COM常駐時)
『X 正規表現』|
|ZH(-) *|検索時に全角/半角文字を同一視します。(VWX.COM常駐時)
『Z 全角/半角文字』|
|Sx(+) *|DOSコンソール出力の取込みを行ないます。|
|Se(+) *|DOSコンソール出力の取込み時に、エスケープシーケンスをスキップします。|
|Sd(+) *|DOSコマンドを実行前にエイリアスで展開して再表示します。|
|Sk(-) *|DOSコマンド実行前に、テキストスタックをクリアします。|
|Sy(-) *|(Y/N)入力時、⏎=Yes, [**Space**]=No になります。|
|★YN(-) *|(Y/N)入力時、⏎=No, [**Space**]=Yes になります。|
|Sn(+) *|編集ファイルが見つからない場合の確認動作を指定します。
「***Sn-***」:ただちに新規ファイルとしてオープン
「***Sn+***」:新規ファイルかどうか確認|
|Sq(-) *|[**ESC**][**C**],[**ESC**][**Q**]コマンドで即座にエディタを終了します。|
|FP(-)|FEP(VJEβ、松茸、ATOK)を制御します。|
|FR(-)|起動後ただちにFEPをONします。(起動モードを引数で指定)|
|FK(-)|[**F11**]~[**F15**]と[**Ctrl**]+[**F・n**]を有効にします。(98版)
12個のファンクションキーを表示し、ATの拡張キーBIOSを使用します。(IBM版)|
|★Sz- *|常駐時の編集終了時に、オプションを初期化します。アプリケーションから常駐しているVZを起動する時に指定します。|