」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 EZKEY Version 1.32 Copyright (C) 1989-93 by c.mos   リファレンスマニュアル 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」    目 次 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 1.EZKEYとは 2.動作環境 3.EZKEYの組み込み 4.EZKEYのコマンド 5.EZKEYのモードオプション 6.サービス割り込み 7.変更履歴 8.配布条件 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「 ■■■ 1.EZKEYとは ■■■  EZKEYは、メモリに常駐してキー入力割込み(int09h)をハンドルし、次のような 機能をサポートするツールです。 ◎ [SHIFT]押下時の裏ファンクションキー表示 ◎ [CTRL]+[GRPH]+[..]によるホットキー機能 ◎ ブルーバック/ホワイトバック機能(アナログRGB使用) ◎ [CAPS],[カナ]キーロック状態の表示 ◎ VZ Editor 上での [GRPH],[NFER],[CTRL]+[f・n]キーのサポート ■■■ 2.動作環境 ■■■  EZKEYの動作環境は、次のとおりです。 ハードウェア: PC−9801シリーズ全機種(LTを除く) (Ver1.30から一部の機能を除いてハイレゾモードに対応します) 動作OS  : NEC製MS−DOS2.11以降 (一部の初期バージョンを除く) ■■■ 3.EZKEYの組み込み ■■■  EZKEYをメモリに常駐させる場合の書式は、次のとおりです。 A>ezkey {-<オプション>[+|-]} [例] A>ezkey -b3 -c -f- 取り外す時は、再度 A>ezkey を実行します。また、 A>ezkey -? で、<オプション>の一覧が表示されます。 ■■■ 4.EZKEYのコマンド ■■■  EZKEY常駐時に実行できるコマンドを以下に説明します。コマンドは、 [CTRL]+[GRPH]+[キー] で実行します。これらのコマンドは、[キー]に対応する英字(記号)をコマンドライン オプションとして指定することで、その機能を使えなくできます。 [例] A>ezkey -l- (キーボードロック機能の抑止) [書式] ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [キー] タイトル -<標準設定> ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [G] clear Graphic vram -g ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  グラフィックVRAM(バンク0)を消去します。E0000h〜E8000h の16色表示用 VRAMも含みます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [T] clear Text vram -t ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  テキストVRAM(ページ0)を消去します。文字の属性は、DOSの既定値で 初期化します。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [S] Save text vram -s (ノーマルモードのみ) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  表(ページ0)テキストVRAMの内容を、裏(ページ1)テキストVRAMへ、 コピーします。後で参照したい画面を保存するときに使います。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [X] eXchange text vram -x(ノーマルモードのみ) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  画面に表示するテキストVRAMを、表(ページ0)または裏(ページ1)とで 切り替えます。[S]で保存した画面を参照するときに使います。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [L] Lock keyboard -l ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  [CTRL]+[GRPH]+[L]を押すと、ビープ音が短く鳴り、キーボードをロックします。 再度[CTRL]+[GRPH]+[L]を押すと、ロックは解除されます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [V] reset crtV -v ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  out 64h,al を実行し、CRTV割り込みを起動します。通常は使用しません。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [DEL] reset cpu -! ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  リセットします。(0FFFF:0000 にジャンプ) ★注意★ HSB等の高速リブートユーティリティをお使いの場合は、 「-!-」を指定してこの機能を抑止してください。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [I] Interrupt -i ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  INT3を発生し、symdeb等の上で実行中のプログラムをブレークします。 通常は使用してはなりません。 ■■■ 5.EZKEYのモードオプション ■■■  EZKEY常駐時に使えるその他の機能について説明します。以下の機能は、最初に述べた ように起動時のコマンドラインでモードで指定できますが、 [CTRL]+[GRPH]+[オプション] を入力することでいつでもON/OFFを切り替えることができます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [D] Display graphic vram -i- ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  グラフィックVRAMの表示/非表示を切り替えます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [A] Analog/digital mode -a- (ノーマルモードのみ) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  グラフィックのデジタル/アナログRGBモードを切り替えます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [B] Blue back -b- (4) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  アナログRGBで、青の背景色を表示します。数値は 0〜7 で明るさを指定します。 標準設定の明るさは 4 です。 [CTRL]+[GRPH]+[B]で、表示のON/OFFを切り替えます。 [例] A>ezkey -b (明るさは4) A>ezkey -b7 (明るさは7) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [W] White back -w- (4) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  アナログRGBで、グレーの背景色を表示します。それ以外は[B]と同じです。 この時、VZ Editorを -an0 オプションで起動すると、白地に黒文字で編集できます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [R] type caps for RA,RX -r5 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  [CAPS]または[カナ]キーがロックされていると、画面最下行のファンクションキー の右端に "CAPS" または " カナ " を表示します。数値は 1〜7 の表示色を指定します。 標準設定の表示色は 5(水色)です。 [例] A>ezkey -r6 (黄色で表示) A>ezkey -r- ([CAPS],[カナ]の表示をしない) ★注意★ フロントエンドプロセッサがONの状態では、表示されません。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [C] Click sound -c- (4) ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  キー入力時にクリック音を発生します。数値は 0〜7 で、音の長さを指定します。 標準設定の音長は 4 です。これは、CPUの速度に影響されます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [F] shift Function key -f+ -f2,4,6 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  [SHIFT]キーを押している間、裏ファンクションキー(f・11〜f・20)の内容を表示し ます。  ファンクションキーを独自に表示しているアプリケーション下で、この機能が動作 してしまうと、表示が乱れる場合があります。このような時は、下記のように数値を 指定してください。 -f2 VZ動作中のみこの機能をONします。 -f4 ファンクションキーの色が「白」の時のみ、裏ファンクションキーの表示 を行います。 この指定は、テキスト画面分割をしないでFEPのガイドライン表示を 行なっている際に有効です。 -f6 VZ動作中で、なおかつファンクションキーの色が「白」の時のみ、 裏ファンクションキーの表示を行います。 ★注意★ エプソンDOS、日電OS/2では使用できません。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [¥] ` character -\- ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  [SHIFT]+[^]でバッククォート文字[`]を入力します。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [@] activate [GRPH] key -@+ -@2 ※ ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  VZ Editor 上で、[GRPH]+[英字]コマンド、および [GRPH]+[テンキー]による 全角記号の入力を可能にします。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [N] activate [NFER] key -N-    ※ ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  VZ Editor 上で、[NFER]キーを使用可能にします。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [^] activate [CTRL]+[f・n] key -^-   ※ ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ  VZ Editor 上で、[CTRL]+[f・n]キーを使用可能にします。 日電製MS-DOS3.3以上のもとでは、このオプションを指定せずとも VZで「FK+」に設定すれば、[CTRL]+[f・n]キーが使えます。 ※ 一般に、FEPで漢字入力モードがONになっている時は、これらの変換機能は  動作しません。  ただし、WXUでは、WXK.SYSに「/EZ」オプションを指定し、EZKEYで「-@2」を指定  すると、WXIIがONの状態(未入力状態)でも、[GRPH]キーが使えます。 ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [K] mask [カナ],[CAPS]key ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ [カナ]キー、および[CAPS]キーを無効にします。RA以降のソフトキーロックの キーボードでのみ有効です。また、無効にしてもLEDは点灯します。 -K1 [カナ]ロックを無効にします。 -K2 [CAPS]ロックを無効にします。 -K3 [カナ],[CAPS]ロックを無効にします。 ■■■ 6.サービス割り込み ■■■  EZKEY Version 1.10 から、サービス割り込み(INT E0h)をサポートしました。 この割り込みを使うと、外部プログラムから、[CTRL]+[GRPH]+[..]のキーが押された時 と同様の機能を実行することができます。 ●割り込み番号 E0h ●識別方法  E0h割り込みベクタアドレスの直前の2バイトが、文字列 "EZ" かどうか。 [例] mov ax,35E0h int 21h cmp word ptr es:[bx-2],'ZE' ●コール方法  AHにファンクション番号をセットして、int E0h割り込みを実行します。 AX及び返り値として使用されるレジスタ以外の全てのレジスタは、保存されます。 ●ファンクション仕様 ■AH=0 コマンドの実行 →AL :コマンドシンボル  DL :パラメータ  0=OFF  1〜7=ON  −1=反転(キーが押された時と同様)  −2=GET ←AL :現在のパラメータ [例] mov ax,'B' ; ブルーバック表示 mov dl,4 ; 明るさ4 int 0E0h ■AH=1 内部ステータスバイトの取得 ←AL :内部ステータスバイト ■AH=2 内部ステータスバイトのセット →AL :内部ステータスバイト ■AH=4 外部ホットキー処理ルーチンのセット →ES:BX :設定するホットキー処理ルーチンのポインタ ←ES:BX :前に設定されていた処理ルーチンのポインタ  処理ルーチンでは、AXのキーコードをチェックし、処理すべきキーならば対応する ルーチンを実行し、retfで終了します。それ以外のキーならば、前に設定されて いた処理ルーチンへjmp farします。 ■■■ 7.変更履歴 ■■■ (Ver1.20以降) Ver1.23 -f2 でVZ上でのみ裏ファンクションキー表示 Ver1.24 [GRPH]+[英字],[テンキー]入力を、エプソン機に対応 EZKEY解放時にデジタルモードに設定 EZKEY解放時にINT09hベクタのチェック Ver1.25 裏ファンクションキー表示のDOS3.3C対応 Ver1.26 WXP、松茸2.13のON/OFF判定対応 Ver1.27 -k1,2,3 で[カナ],[CAPS]マスク -b0 で背景色がつかないバグを修正 Ver1.28 -f4 でファンクションキーが白の時のみ裏ファンクションキー表示 -@2 でWXIION時の[GRPH]+[英字],[テンキー]入力 Ver1.29 -k? で[カナ],[CAPS]マスクとthelpとの共存 Ver1.30 ハイレゾモード対応 EZKEY解放時、バックカラーOFF時のデジタルモード設定を廃止 Ver1.32 30BIOS対応([CTRL]+[GRPH]+[S],[X]) -n- をデフォルトに ■■■ 8.配布条件 ■■■ ・本プログラムはフリー・ソフトウェアです。転載・再配布は自由ですが、改変を  施した場合の再配布は禁じます。 ・雑誌、市販製品への添付も自由ですが、その場合は必ず作者へご一報ください。 ・本プログラムのソースコードは、「VZエディタVer1.6」に含まれます。 93/12/6 兵藤嘉彦(c.mos) NIFTY-Serve GCA03652 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 End of ezkey.doc 」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」